下北沢駅
昔から人気の地域、下北沢
東京に出てきたいと考える地方在住者が住みたい街としてよくあげる地域の一つが下北沢です。下北沢は世田谷区北沢にある駅で、小田急線と京王電鉄が乗り入れています。
小田急電鉄小田原線と京王電鉄井の頭線の2路線が乗り入れて両事業者の共同使用駅です。そのため乗り換えもスムーズにできるという点でも便利な駅です。
アクセスの良さとオシャレな街として人気
下北沢といえば、交通アクセスの良いこと、オシャレな街であることが人気で多くの若い人が住んでいます。
渋谷には5分で行くことができますし新宿にも10分で行くことができどちらも乗り換えの必要がありません。下北沢も買い物できるスポットが多いですが、渋谷新宿にもこれだけ簡単にアクセスができるとしてファッションに興味関心がある人が多く住む場所です。駅周辺には大型ショッピング施設が1つありますし、スーパーやレストラン、ドラッグストアも多くあります。遅い時間まで営業している店舗も多いですから、夜間でも買い物や飲食に困ることがありません。
家賃は高いが満足度も高い
下北沢では家賃相場がワンルーム8万円、ファミリー世帯向け物件となれば15万円ほどかかるので決してリーズナブルとはいえません。
ただし、周辺の他の地域と比較しても渋谷新宿に近いエリアでは同じくらい家賃がかかります。家賃は高めですが、通勤通学のアクセスはとても良いですし、毎日オシャレなお店の中で生活をすることができるために満足度はとても高いです。商店街もありますし実は生活をしやすい場所でもあるために一度住むと気に入って長く下北沢に住み続ける人も少なくありません。
家賃が高めなぶん、住むにあたってはエリアをしっかりと考える必要があります。駅に近い場所は駅近で徒歩時間は短いですが、栄えた駅であるために夜間も明るくうるさい印象があります。それに対して閑静な住宅街や幼稚園、神社仏閣が多い地域といった少し落ち着いた場所もあり、駅からの距離によってこのように環境が大きく違うのです。
学生向けの物件が多いことに注目
>東京大学(駒場キャンパス)向けの学生会館/ 学生会館ドットコム
下北沢の物件には、大学が所有する学生会館が多く見受けられます。とくに下北沢は、東京大学の駒場キャンパスからほど近い位置に存在するため、東大生が多く住まう街としても人気を集めています。
このほかにも、国士舘大や東海大などの大学からも距離が近いことが影響し、これらの学校に通う学生が集う学生街としての側面も持ち合わせているのです。先に挙げた通り、リーズナブルとは言えない家賃の物件が多い下北沢と言えども、学生向けの物件は比較的家賃が抑えられていることが多く、進学のために上京をしようと思っている学生におすすめの街となってます。
ちなみに学生会館や学生寮の家賃が、一般的な賃貸住宅よりも安いのは「大学そのものが物件を所有しているから」というのが主な理由となっています。在学する学生に住まいを提供するほか、地方の優秀な学生や海外からの留学生を誘致する目的で、物件を提供しているというわけです。
人の多さゆえの治安がネックか
大通り沿いを選べば夜間でも明るく夜道も不安がないと思える反面、夜中でも出歩いている若い人がいることから声をかけられることもあり、そのような点では治安が良いとは言い切れません。ですが、商店街出てすぐのところに交番があり、おまわりさんが積極的にパトロールをしてくれていることもあり、治安が悪いというほどではありません。
そのため、ある程度安心して住むことができるものの、極力安心して生活できる場所を選びたいという場合には駅からは少し離れますが、住宅街側の場所に住むのがオススメです。